O: ダイアログではarriveという動詞が出てきましたが、Chris, can you explain a bit about the nuance of arrive?
C: Yeah, I think arrive is a bit boring because it’s just a simple action. It’s a flavorless statement of the fact of arriving. It’s not so interesting as a verb.
O: arriveというのは非常に単調な、そしてつまらない動詞だって言ってますね。単なる目的地に(指を鳴らす)と行く単なる動作だと言うふうに仰ってますね。Roza, do you think arrive is boring?
R: Um maybe no boring, maybe a little bit colder. Maybe it’s just a little plain but it’s a very common word that’s used, so it’s important to understand and be able to use it.
C: I mean it’s the basic, default verb, isn’t it?
R: Yes, exactly, exactly.
C: You’re going somewhere and you arrive. That’s it.
R: Yes.
O: まあboringというのは言い過ぎだったかもしれませんが、基本的にはあまりカラフルではない平たい動詞だと言うことですね。
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REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION
I arrived in Houston last night.
O: ダイアログに出てきたこの文に注目してみてください。arrived in Houston. 動詞の後ろに名詞が来ていませんよね。arriveという動詞はその目的地に足を(指を鳴らす)と踏み入れる動作。だからこの型が使われているわけです。
それでは到着するを表す別の動詞を考えてみることにしましょう。
I got to Houston.
I reached Houston.
O: 最初の文、I got to Houston. これでもヒューストンに到着しましたという意味なのですが、何故getにはtoが入ってくるのでしょうか。Chris, what is the nuance of get here?
C: Well, with get, we’re really highlighting the motion involved in getting from A to B.
O: クリスはgetの意味合いがモーションだ、動きだ、と言っていましたね。単なる動きだからこそ、どこに動いていくのかという前置詞toが要るんだというわけですね。getというのは元々「手に入れる」「得る」そうした意味だったんですけれども、でもgetが使われて手に入れる、その時ね、いつでも動いていって(指を鳴らす)と手に入れるというニュアンスで使われるんですね。そこから純粋な動きという意味が抽出されて動きを意味するようになったわけです。ここでは単なるgetは動きを表しているわけですから自動型として使われているわけです。やはり型とそして動詞の意味というのはしっかりとハンドインハンドになっているというわけですね。
次の文のreachを考えていきましょう。I reached Houston. Reachの後ろには名詞が来ていますよね。つまりこれは他動型というわけです。それではローザさんにreachの意味合いを説明していただきましょう。Roza, can you explain the meaning of reach?
R: Reach has the nuance of kind of stretching out to get something, the nuance of having effort to grab something or to get to something.
O: なるほど。reachというのは手を伸ばして何か対象物をつかむという意味なんだと仰ってるんですね。つまり力、働きかけが対象物に直接及ぶ他動型、それがこの動詞には1番ピッタリとくるというわけです。
GRAMMAR IN ACTION
大丈夫。時間通りに着きますよ。
Don’t worry. We’ll arrive on time.
O: ここではarriveを使ってみました。arriveというのはその場所に(指を鳴らす)と到着するという、そうした動作を表す。だからここでは自動型で使っていいわけですね。
さあ、みんな。最終目的地に着いたよ。
Okay, guys. We’ve reached our final destination.
O: final destinationというのは最終目的地というわけですね。それを他動型の中でreached our final destinationと正しく使ってくれました。もちろんreachというのは手を伸ばして何かをつかむ、そうした動作を連想させる動詞だから、正しく他動型で使う必要があるというわけです。
ここではですね、もう一点。この文というのは現在完了で述べられていましたよね。ローザさんに聞いてみましょう。ローザさん、Why is the speaker using the present perfect here?
R: Well, the speaker is focusing on the present situation rather than what happened in the past.
O: その通りですよね。もしここで過去形を使ったとしたら昨日着いたなとか、先週着いたなとかですね、去年の3月に着いたなとかですね、かなり離れた感じを文は持ってしまうんですね。ここでは「さ、目的地に着いたよ」いま目的地なんだというところにフォーカスが当たっているわけです。ですから現在完了形が使われているというわけです。
ここではreachという動詞を使いましたが、もちろんgetあるいはarriveを使っても間違いではありません。じゃあクリスにgetを使っていただきましょう。Chris?
C: Okay, guys. We’ve got to our final destination.
O:じゃあローザ、arriveを使ってみてくれますか?
R: Okay, guys. We’ve arrived at our final destination.
O: さあローザさんarrive atと言ってくれましたね。atというのは点を表す前置詞ですから、そうした最終目的地という地点にというニュアンスになってくると思います。
もちろんどの動詞を使っていただいても構わないわけですけれども大切なのは正しい文型を使うということですね。クリスはgot toと言って正しく自動型で使ってくれました。ローザさんはarrive atと言って正しく自動型で使ってくれました。どの動詞を使っても構いませんが決してその文型とそごをきたすような使い方はしない。それが大切なことだと思います。
今日は到着するという同じ日本語にも様々な英語が当てはまりそして使われる文型が違うというお話をしました。やっぱり大切なのは動詞のイメージだということなんですね。
C: Now, it may seem a little bit difficult. But if you practice, practice, practice, you’ll soon get used to the different patterns.
R: That’s right, so be sure to join us again tomorrow for another lesson.
O: それではまた明日
O&C: Bye!
R: See you!